iroe

アフリカの民族衣装がアイデアの原点。
陶芸の歴史に欠かせない、色絵と粉引という二つの技を活かしながらも、現代の食卓に合わせて配色。
粉引は、使っていくなかで、その器だけの変化が生まれる「育つ器」です。

Iroe Series:

The origin of this series is inspired from African indigenous wear.We bring out the best of two techniques, indispensable to the history of pottery, called Iroe (multicolored overglaze) and Kohiki (white slip ware), by reclaiming them with color hues that are suitable for modern designs of homes today.

Kohiki pottery is also known as the “evolving ware”, where each piece experiences its own unique transformation upon every use.

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《アフリカの民族衣装》

自分の表現の道を探す中で、よく参考にしていたのは古いもの。器の原点に思いを巡らせながら、土器や須恵器、世界中の原始的な表現に興味を持つようになりました。

そんな中で目に留まったのが、アフリカの民族衣装。

その造形や模様、色使いに宿る躍動感や生命感。日常で使う器に、そんな力強さを取り込むことを意識してデザインされたのがiroeシリーズです。

 

《色絵》

iroeシリーズに欠かせない、くっきりとした赤と黒、そして銀。

TOKINOHAの器のなかでも、iroeシリーズだけで使われている「色絵」という技法です。 この配色を実現するために少しずつ違う温度に設定しながら、3度焼成。それぞれの過程で特徴的な表情を焼き付けていきます。

なかでも”銀”は陶芸用の液体銀を筆で塗り、焼き付けています。本物の銀製品と同じように硫化していく銀の色味は、使うほどに自分の暮らしに馴染んでいきます。

《粉引》 ボディは「粉引」という方法で仕上げています。

TOKINOHAでブレンドした粒度のある土に、焦げた色合いを生む”マンガン”を薄く塗っていき、その上から水のような濃度の真っ白な泥を流しかけていきます。土の全てを釉薬の色で覆うのではなく、何層にも重なった工程のレイヤーの奥深くから、土の味わいを感じられるような仕上げです。

 

《この器だけの変化》

iroeの器は、毎日使い続けることで少しずつその器特有の変化が生まれます。 ボディの持つわずかな吸水性で、最初はうっすら部分的に水が染みてくることがありますが、その後は全体に馴染んで、しっとりと落ち着いた色合い育っていきます。

自然の移ろいのように、使い手の手にに触れ、家族と共に少しずつ変化していく器には愛着が宿っていきます。

 

 

TOKINOHAの定番シリーズは、TOKINOHA Ceramic Studioにてご購入が可能です